今回は池田真子さんの「-15kgに成功した私が痩せるために辞めた3つのこと」についてのお話です。
これは単に痩せるために「3つのことを辞めたら痩せました!」という単純なものではありません。
池田真子さんが過去に様々なダイエットを体験された中で得られた“ダイエットの極意”といっても過言ではない内容となっています。
直接的な表現はされていませんがダイエットに苦しんでいる人、摂食障害にまで自分を追い込んでいる人を救いたいという池田真子さんの気持ちを感じられる内容になっています。
では、見ていきましょう!
痩せるために辞めた3つのこと
1.食べないダイエット
2.ストレスになること
3.体重に囚われること
この3つを辞める意識ができると
すごく気分もラクになり楽しくダイエットに取り組むことができます。
食べないダイエットは悪循環の始まり
これは本当に危険です。
身近な例で言えばリバウンドもそうですし、太りやすい体づくりにもなってしまいます。
例えば睡眠でいうと、睡眠を削ると寝不足になり、クマが出来たり、肌も荒れて、頭が回らなくなったり、力がわかなくなったりします。
生きるのに必要なことを削ると悪循環が生まれます。
なぜリバウンドになるのか。
全然食べない食生活を続けた体は、それに対応しようとしてエネルギーを必要としない省エネモードな体になっていきます。
その状態で食べ物が入ってきても体は入ってきた少量をエネルギーとして使い、残りは全て脂肪に変っていきます。
太りやすい体になり、ついてしまった脂肪はなかなか落としにくいです。
結果として太りやすく痩せにくい体になります。
断食やファスティングなどは準備期間や回復期間があり正しい方法でやらないと危険です。
ただ食べないというのは気をつけて下さい。
池田真子さんの体験談
過去のレコーディングダイエットの記録を見ると、
朝:リンゴ2口、昼:ミニトマト1つ+豆腐1/4カップ、夜:レタス1枚。
こんな食生活をずっと続けている時がありました。
これでも生活はできていて、他にも運動・ストレッチ ・マッサージ・筋トレなどを合わせてやっていました。
でも、やっぱり大変なことが多かったです。
実際にこの食生活を続けてどんな変化があったのかまとめました。
食べないダイエットをして起こったこと(身体・行動の変化)
体力の低下/リバウンドしやすい/脳が働かない、力が沸かない/貧血、立ちくらみ、頭痛/
冷えがやばい/皮膚の乾燥がやばい/便秘になる/便秘薬を辞めれなくなる/疲れやすい、浮腫みやすい/痩せにくく太りやすい身体になる/数字に囚われすぎて体重計にのりまくる/拒食、過食/
摂食障害/チューイング/飲み込む恐怖を感じる/食べたくても恐怖で食べれなくなる/
体重が増えるのが怖いて水も舐めるorうがい/過剰なストレス/生理が止まる/
何かあるたびに罪悪感を感じる/食べ物への関心が薄くなる
食べないダイエットをして起こったこと(感情の変化)
イライラしやすく八つ当たりしてしまう/痩せる為に、自分で自分を悪い方向に洗脳してしまう/
自分に求めすぎて自分を責め続ける/常になぜか不安になる/勝手に涙が出てくる/
夜中にネガティブなことを考えすぎる/人の言葉を受け入れられなくなる/人に会うのが怖くなる
食べないダイエットをして起こったこと(見栄えの変化)
綺麗ではない痩せ方/顔がやつれたりこける/全体的に骨ぼねしくなる/
痩せてほうれい線が濃くなる/客観的にやせててもまだ太っていると感じてします/不健康に見える
これらを見てもはっきり言って全然良くありません。
ピーク時の体重が56kg台・体脂肪率27%
痩せてた時の体重が41kg台・体脂肪率9%
でした。
昔から陸上をしていて筋肉質だったので痩せにくい体質と思っていたが、
さすがにこういう生活をしていると筋肉も脂肪も落ちてしまうので細くはなりました。
ただやっぱり前腕より二の腕の方が細かったり、身体が痩せるぶん顔が大きく見えてしまったり、身体全体が骨ぼねしてくなってしまいキレイな痩せ方ではなかったです。
食べるのが怖いと感じるところまでいくと、本当につらいし戻していくのが大変になります。
ご飯を食べる方がエネルギーを消費しやすい身体になり、結果的に痩せやすくなると言ったとしてもそういう言葉を信じれない時もありました。
食べて痩せるダイエットが大切
食べて痩せるとキレイに絞れて引き締まります。
食べないで痩せると痩せ細った見栄えになってしまいます。
そして食べないとどんどん便秘にもなってしまい、ため込んでしまう身体になってしまいます。
逆に食べると便通が良くなって、ため込むこともなく消費エネルギーも湧いて燃焼しやすい身体になります。
どちらが痩せやすいかと考えても食べる方を選ぶのが良いと思います。
では、どうすれば良いのか。
それは「しっかりメリハリをつける」ということです。
「お腹いっぱい食べたい」「どうしても甘いスイーツが食べたい」という時は食べてしまいます。
逆に「今日はヘルシーなものにしよう」「身体にいいものを食べよう」という日はしっかりと控えます。
このオンとオフのメリハリをしっかりつけます。
一度食べて心が満足すると、次の日は切り替えて頑張ることができます。
例えば、子供が「アレしたい!」と言ったときに、それをやらせてあげてから次へ進むのか、
我慢させて次へ進むのかでは、次へ進んだ時の子供のパフォーマンスというか気分が全然違います。
それは大人も同じです。大人になると我慢はできますが、その分ストレスをため込んでしまうことになります。
なので一度食べる時は食べて、切り替える時は切り替えてとはっきりしておく方が結果的にダイエットを継続しやすいと思います。
あれもこれもと我慢しているとモチベーションが下がってしまうことにもなるので、
満足させてあげる時はしっかりと満足させて、
また次から頑張ろうと思える方が3日坊主になることもないと思います。
今も食生活に悩んでいる方へ
物を食べないダイエットを継続している方がいるとしたら、
それだけきっと意志がある証拠で何かに対してしっかりと努力できる方だろうなと思います。
過去の自分に対してもストイックに頑張れた自分に対しては褒めてあげたいと思います。
ただ、その努力が間違った方向に行ってしまうのは、
すごくもったいないことでもあるので方向転換して自分の努力を正しい方向へ向けることができると、もっと心も身体も良い方向に向かうと思います。
いきなり変えるのは難しいけど、少しずつ自分のページで良いので楽しく美味しくご飯も食べれるように健康的な身体づくりを目指してあげて下さい。
ストレスになることを辞めた
ストレスはダイエットの大敵です。
しっかりダイエットして頑張っているのに痩せない場合は、
ストレスが原因の可能性があります。
ストレスは自分が思っている以上に身体が感じていたりするので気をつけて欲しいです。
今思えば、ストレスを減らすことが一番大事だと思っています。
ダイエット=メンタル
このメンタルを邪魔するのがストレスというくらい、ストレスに対してはかけないように意識しています。
ストレスを感じるとどうなるのか
具体的にどうしたら良いのか以下の2つにまとめました。
ルールを作りすぎない
特にストイックな方に注意して欲しいのですが、
トレーニングや食事管理など、ルールを細かく作りすぎると
自分で自分を苦しめることにもなります。
一度決めたことを毎日やるために無理をしたりとか、
状況で出来なかった日は罪悪感が生まれたり自分を責めたり、
そういう細かいことがストレスを溜める原因にもなります。
他にもそのルールを守るために無意識に自分を自分で洗脳してしまうと
もっともっと悪い方向へ行ってしまいます。
軽い気持ちで決めたことがどんどん深くなって悪化する可能性があるということを知っておいて下さい。
では、どうしたら良いのか。
それはルールをざっくり決めるということです。
ストイックに頑張りたいと時もあるし、それが苦しいと感じる時もあると思うので、
ルールを全く無くすのではなく、自分に合った適性のルールを決めた方がストレスもなく続けられると思います。
例えば毎日続けるとか、この曜日にやるとか細かく設定するのではなく、
もっと大枠で週に何回、月に何回でもいいと思います。
自分にできる限りストレスのないようなルールを決めた方が自由度が高くなって
もう少し気楽に楽しく取り組むことができます。
ストレスが減ることでモチベーションが保たれるので、
自然と自分から進んで自発的にできるようになります。
自分を褒める
度合いにもよるがストイックに頑張れることは悪いことではないのでたくさん自分を褒めてあげてください。
自分を褒めてしまうと甘えて緩んでしまうのではないかと思ってしまうと
自分を褒めるということがなかなかできません。
池田さんは自分を高めるために自分を責め続けていたが、
ある時「今後どんな結果を出したとしても自分は満足することはないのかも。。。」と気づいたそうです。
本当にそうなってしまうとどんなことでも喜びや嬉しさを感じられなくなってしまいます。
それはもったいないので1つ1つに目を向けて自分が出来たことはしっかり褒めてあげましょう。
自分の一つ一つの行動を認めて褒めてあげることも大切です。
体重に囚われること
まず体重計よりも鏡を見て下さい!
いきなり体重を気にしないというのは怖くて難しいかもしれませんが、これが出来ると凄くラクになります。
ストレスの軽減にも繋がります。
体重に囚われていて感じたことは、
・数字にばかり捉われて見栄えが良くなくなる。
・体重が減る以外は毎回自分を責めてしまう。
・ストレスが溜まりやすくなる。
池田さんは毎日事務所に体重を送って管理してもらっていたので、余計にめちゃくちゃ体重に捉われていました。
体重とか見栄えが仕事につながってくるので、痩せなかったらめちゃくちゃに自分を責めました。
撮影の日とかは目標体重をクリアするまで何がなんでも痩せるために、
半身浴したり運動したりして無理やりでも体重を減らしていました。
0.1gの単位でもすごい時間をかけていたので、
今思えばそこまで必要やったのかなとか、
もっと見た目にも意識できていたら良かったなと思うそうです。
食べないダイエットをしたり、過剰なストレスを溜め込んでいたときに
唯一感じれた幸せが体重が減ったときだけでした。
それ以外は我慢とストレスばっかりで、体重が減った時だけが幸せになれると気づいたときはめちゃくちゃショックでした。
このままやと一生何をやっても満足できないとか絶対幸せになれないと思い
辛くて初めて自分を嫌いになりました。
体重に囚われるという気持ちもよく分かります。
同じ体重でも体脂肪率や痩せ方で体型・見栄えも変わる
同じ体重でも体脂肪率や痩せ方で、体型も見栄えも全然変わります。
例えば同じ太さの足があったとして、
片方はむくみや脂肪での太さ、
もう片方は筋肉で引き締まっての太さというのでは見栄えが全然変わってくると思います。
だから数字や体重は自己満足の部分になってきます。
例えばスポーツ選手の方だと減量されるので数字は大事になってきますが、
スポーツ選手ではない私たちの場合は、普段に人と会って挨拶するくらいでは体重はバレませんよね?
じゃあ何が相手に見えるのかというと、体型とか質の部分になってきます。
普通に生きて生活している分には、自分で言わないかぎり体重はバレないし、相手が気にするのは中身の数字よりの見栄えとかキレイに見えるための部分だと思います。
体重計より鏡を見て、変えていった方が良いと感じます。
体重計が自分の安心という方もいるかもしれないので、
それを見てモチベーションが保たれるならいいと思いますが、
ストレスに感じる場合は乗らない日があってもいいと思います。
最初は毎日乗るのではなく、ときどき乗るっていうようにして
徐々に減らしていくのも良いと思います。
全てを数字だけで判断するのではなくて、
ほどほどにしてコントロールすることで気分もラクになるよっていうのが伝わったら嬉しいです。
人それぞれ合う合わないはあると思います。
やってみないとわからない部分ではありますが、
今もし毎日体重計に乗ってそれが憂鬱やなと感じてる方は2日間・3日間でもいいと思うので、
体重計に乗らない期間というのも作って試してみるのもいいと思います。
ダイエットして痩せたい人へ
間違ったダイエットというのは、継続すればするほど悪化してしまう可能性があります。
気づいたときには自分が何をしてしまうか分からなくなるような怖い思いもしました。
長くなれば自分で気づけなくなる部分もあると思いますし、戻すのも大変になってきます。
今回のお話が変わるきっかけになってくれたら嬉しいです。
【動画】-15kgに成功した私が痩せるために辞めた3つのこと
池田真子さんからのメッセージ
ダイエットで-15kgに成功した私が、痩せるために辞めた3つのことを紹介しました!
レコーディングダイエットや炭水化物抜きダイエット、食べないダイエットやファスティングなど、さまざまな方法を試して色んな経験もした上で、今回の3つに気付くことができました。
しかも、これを辞めた方がダイエットも順調に継続できるようになりました!
動画内にまとめたように、間違ったダイエットを継続することでいろんな身体と心の変化も起こります。
私自身は、これまで本当の意味で今回話した3つを理解するには時間がかかってしまいましたが、もしかしたら昔の自分も実際に経験した人の話を聞くことで、ダイエットに対しての考え方や取り組み方を変えられたのかなと感じ、動画にすることにしました。
今も自分自身と戦っている方や自分を変えようと努力されている方も、私自身が変われたように、自分と向き合い続けることができれば、きっと変われると信じています。
自分の体質や骨格を受け入れた上で自分磨きをしたり、人と比べずしっかり自分を見つめてあげることで、自分の良い部分もたくさん見つけられると思います。
自分を好きでいられるように努力している自分を褒めたり、自分を理解しながらストイックに頑張る時もあれば、たまには自分を許したり。
自分に合った方法でマイペースに取り組むのがおすすめです!
この動画を見て、今も危険なダイエットをされている方がいれば、少しでも変わるきっかけになれたら嬉しいです。
池田真子