【マインドセット】「習慣が10割」に学ぶ習慣作り

マインドセット
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今回は「習慣」について、
吉井雅之氏の「習慣が10割」をもとにお伝えしたいと思います。

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なぜか続かない「習慣化できない理由」

突然ですが、
あなたは今こんなことで悩んでいないでしょうか。

「早起きが続かない」
「英語の勉強を始めたのに途中で挫折してしまった」
「ダイエットしたいのについつい食べ過ぎてしまう」
「タバコをやめたいのにやめられない」

どれもよくある悩みですし、
当サイトを見られている皆さんにも当てまるのではないでしょうか。

これら悩みの原因はあなたの「意志が弱い」からでも「やる気がない」からでもありません。
ましてや生まれ持った能力や性格のせいでもありません。

原因はたった一つ。
習慣の作り方を知らないからです。

習慣がすべてを決めている

習慣が10割であるということは習慣がすべてを決めているということです。

どんな習慣を身につけるかで僕たちの人生が決まるということなのです。

「習慣が10割」の筆者・吉井雅之氏は習慣形成コンサルタントとして
これまで企業経営者から一般の会社員・学生や子ども立場で延べ5万人の人たちに習慣の作り方を教えてきた人物です。

その過程で今までダメダメだった人が
習慣によって人生を大きく変えることができたという例を数えきれないぐらい見てきたそうです。

全く受注が獲れなかった営業マンがトップセールスマンに生まれ変わったり、
自分に自信が持てなかった女性がダイエットに成功してイキイキと輝き始めたり、
ぎくしゃくしていた夫婦関係が円満になったりと習慣を身につけたことで自分らしい人生を歩み始めた人たちがたくさんいるんです。

だからこそ筆者は断言しています。
「習慣にはとてつもない力がある」のだと。
そしていったん身に付けた習慣は私たちの長い人生の中でずっと利益をもたらし続けます。

習慣は人生を通して役立つ最強のスキルなんです。
自分の姿勢をできるだけ早い段階で良い習慣でガチッと固めてしまうと、
後はその習慣がもたらすメリットがどんどん蓄積され、
いつかあなたは目標を達成したり、自分自身の殻を破ってブレークスルーすることができるでしょう。

とはいっても「朝早く起きる」とか、「毎日運動する」といった
その習慣を身につけるのが一番大変なんだよと
凡人には到底出来ないだろうという人がいるかもしれないんですが、
実は習慣を作るのに能力や資質は関係ありません。
それは時代遅れの根性論も不要です。

筆者が習慣形成のプロフェッショナルとして伝えてきたのは誰にでも実践できる再現性の高いメソッドなんです。

さらに脳科学を取り入れることで人間誰もが平等に持っている脳の機能を最大限に活かしたノウハウを確立されたそうです。

今まで習慣作りに取り組んできたがいつも失敗してきたとか、
これからよい習慣を身に付けて人生を好転させたいと思っている人は
是非しっかりと理解して正しい習慣の身に付け方を理解し、人生を変えていきましょう。
わくわくしてきましたね!
では早速参りましょう!!

1なぜ習慣は続かないのか
2習慣化のテクニック
3個別テーマごとの習慣の身につけ方

なぜ習慣は続かないのか

では早速1つ目「なぜ習慣は続かないのか」ということについてです。

さて誰しもが良い習慣を続けようと思っても
「挫折してしまった」「三日坊主で終わってしまった」という経験を持っているかと思います。

英会話をマスターしようとしても1カ月でスクールに通うのをやめてしまったとか、
ダイエットしようとしても水甘いものを食べてしまうとか、
貯金しようとしても給料日には飲みに行ってしまうとか、
この様な挫折の経験はあるかと思います。

ではここで逆に皆さまが今まで続いた習慣はどんなものなのかを考えてみてください。

「いや俺は何一つ続けることができなかったなぁ」と思っている人もよく考えてみてください。
例えば毎日電車の中でスマホゲームをするとか、食事のあとに必ずデザートを食べるとかこういう一般
的に悪いと言われている習慣ならば続いているという人はたくさんいるのではないでしょうか。

であれば、自分の中に続く習慣と続かない習慣の両方があるわけです。
では続く習慣と続かない習慣の違いはどこにあるのでしょうか。

それは楽しいかどうかです。
「勉強するのは楽しくないけどゲームをするのは楽しい」
「ダイエットするのは辛いけど甘いものを食べるのは楽しい」
「貯金なんか全然楽しくないが買い物をするのは楽しい」
この違いが継続するか挫折するかの差となって現れるわけです。

僕らの脳というのはね非常に単純です。
すべては好き嫌いで決まるんです。
語感から脳に入った情報は扁桃核という部分によって快か不快かを判断されるんです。

そして「好き」「楽しい」「嬉しい」「わくわくする」といったような快を感じたものに関しては
自ら接近していきます。
これを接近反応と言います。

一方で「嫌い」「退屈」「悲しい」「ムカムカする」といった不快を感じたものから遠ざかろうとするんです。
これを回避反応と言います。

だから好きなものは続くし、嫌いなものは続かない。
要するに人間は楽しいことしか続かないんです。
それぐらいに私たちの脳というのは単純なんです。

それなのに大抵の人はこれをやるのが正しいから続けなくてはいけないと考えるんです。
「スマホゲームをせずに勉強することが正しい」
「甘いものを控えて健康的な食生活を送るのが正しい」
「無駄遣いをやめて貯金するのが正しい」
そう考えて正しいことを続けようとするんです。

しかし、脳は正しさだけでは何かを続けることができないんです。
短期的にはどうにかなってもそれをずっと続けることなどできません。

そして習慣というのは長期的に続けないと何の意味もないんです。
ですから正しさだけで何かを続けるのは難しい。
そこにワクワクする感情がないといくら正しいことでも脳が勝手に回避反応を起こしてしまいます。

あなたの習慣が続かないのはそこに原因があるんです。
習慣を続けるために必要なのは正しいことを無理に続けようとすることではありません。

正しいことを楽しむ努力をすることでございます。

こう言うと「正しいものを楽しめ」とか「嫌いなものを楽しめ」なんて無理だいう声が聞こえてきます。

しかし人間の脳はとっても単純であるということを思い出して下さい。
例えば、あなたが英語の勉強が苦手でこれまで何度も挫折してきたとしましょう。

ところがある英会話スクールに行ってみたら自分の好きな子が同じクラスにいた。
こうなればあなたは好きな人に会うのが楽しくてスクールに行けば好きな人と喋れるからサボることなく英会話スクールに通い続けられるに違いないんです。

別に英語そのものが好きではなくてもスクールに通うのさえ楽しくなれば、結果的に英語の勉強が習慣になるんです。

この様に脳をワクワクさせることは意外と簡単です。
多くの人は自分の脳が快とか不快によって反応しているって分からないから
普通なことを苦痛なまま根性とやる気で乗り越えなくてはならないと思っています。

まずは自分が好き嫌いの感情に支配されている事を知ることが習慣形成の第一歩になります。

以上で述べたことを一言でまとめるのならば苦痛に感じるものが続かないのは当然のことです。

まずは普通のものをワクワクするものへと変えていく努力をしましょう。

いやいやそう言われたってどうすればいいのと思うかもしれません。

そこでもう少し扁桃核について掘り下げてみましょう。
あなたの扁桃核は何をもって快・不快を判断するのでしょうか。

それは過去の感情とセットになった記憶です。
人間は過去のデータに感情を支配されています。
過去に仕事が上手くいかなかった記憶がある人はその記憶を思い出し扁桃核が不快と感じパス、
そして「嫌い」とか「嫌だ」といった感情が生まれ
やりたくないという回避反動を起こします。

一方で過去に仕事でうまくいった記憶のある人は
そのデータをもとに扁桃核が快と判断します。

そして楽しい面白いという感情が生まれ
やってみようという気持ちで自ら進んでいくという接近反応を起こします。

つまり楽しいか楽しくないかという感情が全て自分で後付した結果だということがポイントになります。

最初から楽しい仕事と楽しくない仕事が存在するわけじゃないんです。
要するに過去の記憶が感情を決め、
その感情が行動を決め、
行動の積み重ねが習慣になるということです。

ここでちょっと情報量が多いのでまとめまます。

あなたの習慣が続かないのは脳が楽しいと感じていないからである。
苦痛に感じるものが続かないのは当然のことである。
だからこそまずは苦痛のものをワクワクするものへと変えていく努力が必要である。

扁桃核は過去の感情とセットになった記憶をも取り快・不快を判断する。

 

習慣化のテクニック

では次に習慣化のテクニックを解説していきます。

ここまではあなたの習慣が続かない理由を説明いたしました。
ここからは具体的なすぐに使える習慣化のテクニックを解説していきます。

小さな習慣から始める

まず最初にお伝えしたいテクニックはまずは小さな習慣から始めるというものです。

小さなものとは例えば次のようなことです。

早起きをするとか日記をつけるとか
通勤時間に本を読むとか脱いだ靴を揃えるとか
職場の1人自分から挨拶するとか
目の前のゴミを拾うとか
こういったことがあります。

「いやいやそんな小さなことを身に付けてどうすんだよ」と思うかもしれません。
しかし、ここで重要なのは何を続けるかより自分で決めた約束を守ることができたという実績を作ることなんです。

どんなに些細なことでも1日また1日と続けることで自信がつき、
あなたに達成感をもたらすんです。

先述で人間は過去のデータに感情を支配されるとお伝えいたしました。

だから何か一つでも続けられたという記憶が増えれば、
別のことをやろうとした時も自分は出来るとワクワクしたり、
楽しんだりすることができるようになるんです。

ですからまず習慣を身につけたいと思ったら、
どんなことでもいいので小さな習慣を身につけることが大事です。

この小さな習慣を身につけることによって、
自分はできるんだといういわゆる自己効力感が生まれ
更なる習慣を身につける姿勢へと向かっていくんです。

どんなに些細な事でも良いので続けられたという実績をあなたの中に積み上げていってください。

 

入り口はハードルを下げる

そして次にお伝えする習慣化のテクニックは
とにかく入り口はハードルを下げるということです。

習慣を始める際に絶対にやっていけないことは完璧を目指すことです。
この完璧を目指すことが習慣形成を挫折させる大きな原因なのです。

例えばあなたが日記を書くと決めたら、
あなたは気合いを入れて立派な日記帳を買ってきます。
1日につき1ページずつ書き込めるタイプのものです。

最初のページを開き、
今日あった事を書き始めましたが思いついたことを全部書き終わっても半分しか埋まりません。
他に何か書くことねーかなと考えても何も浮かばない。
そんな時、あなたはこう思うんです。
「4ページなんてとても書けない」
そして急に日記を書くのが嫌になります。
こうなるともう次の日からは日記帳を開きません。

せっかく買った立派な日記は二度と開かれることがないんです。
これが完璧主義者によくある挫折のパターンです。

だから最初は思いっきりハードルを下げてください。
1日1ページではなく1日1行でも良いので決めておけば
どうしても書くことがない時でも
今日は特に書くことがないと書けばOKになるんです。

それでも今日できたという達成感は積み重なります。

習慣化するにはとにかくハードルを下げましょう。
腹筋なら毎日30回ではなく一回でOKとする、
勉強なら毎日問題集をにページやるではなく一問でもOKとする、
ランニングなら毎日30分走るんじゃなくて、
ランニングシューズを履いて家の外に出るだけでOKとする、
このようにして何かを続けることができたという実績を積み上げていきましょう。

 

ゲーム感覚でやる

では次にお伝えするテクニックはゲーム感覚でやるというものです。
人間は楽しくてワクワクすることしか続きません。

ですから自分が決めたことをできるだけ楽しむ工夫をすれば、
その習慣が続きやすくなります。

楽しむ工夫の一つがこのゲーム感覚でやるということです。

決められたことをやらなければならないと考えるんじゃなくて
ゲームをクリアすると考えてみると続けるのが楽しくなるんです。

このやるべきことをゲームみたいに捉えるというのは
ゲーミフィケーションと言ってビジネスの世界でも使われています。
是非自分が身に付けた1習慣をどうやったらゲームみたいに考えることができるかを工夫してみてください。

例えば私は毎日やることリストを作成しそれら一つ一つの項目に5ドル10ドルなどと記録し、
その項目をこなすごとにおもちゃのカジノのチップの5ドル10ドルを目の前に積み上げていったことがあります。
ひとつの項目を終わらせればチャリンと5ドル入っていくイメージです。

これを実際のカジノのチップを使うことによってよりリアルにゲームのように感じられる工夫をしたんです。
そうすると目の前にチップが積み上がっていきますから達成感も感じられますし、
チップを獲得するためにこの項目をこなそうというゲーム感覚も生まれるので習慣が続きやすくなりました。

脳というのは、たとえそれが架空の5ドルであっても簡単に騙されそれを報酬と感じてしまうんです。
ですから一つの項目を終えるたびに脳に報酬を与えることができ、
脳的にはこの作業を終えると報酬がもらえると認識するので作業に対するモチベーションが上がるわけです。

おすすめの方法なので皆様も是非やってみてください。

習慣化のテクニックのまとめ

それでは2つ目をまとめます。
習慣化のテクニックとして3つ紹介しました。

1まず小さな習慣から始める
2入り口のハードルを下げる
3ゲーム感覚でやる

 

個別テーマごとの習慣の身につけ方

それでは最後に個別テーマごとの習慣の身に付け方について解説します。

ここではもっと具体的に早起きなどの個別テーマごとの習慣の身に付け方のポイントをお伝えしていきましょう。

仕事の習慣作りについて

最初は仕事についてです。
仕事ができる人になりたいのならば、
ポイントは「一個前の習慣を常に意識すること」でございます。

例えば、朝から全力で仕事をスタートさせたいのならば、
前日の夜に明日の予定を確認するという習慣をつけるのがオススメです。
明日やるべきことを確認すれば、
効果的な段取りを考えた上で仕事をスムーズに進めることができます。

忘れ物やTODOの抜け漏れもなくなり、
明日のアポは朝11時からだったと思っていたが実は10時からだったと言った勘違いや遅刻もなくなります。

それだけではありません。
脳のゴールデンタイムである終身10分前に明日の予定を確認すれば、
右脳が未来のイメージをしっかりと思い描くんです。
アポの相手の顔までイメージできれば、
そういえばあのお客様が商品サンプルを多めに欲しがっていたから明日持って行ったら
きっと喜ぶだろうといった場面を詳細に思い描くことができます。

脳は「自分のために」よりも「誰かのために」の方が何倍も頑張れるので
一層モチベーション高く働くことができるでしょう。
これも前日のうちに明日の予定を確認するからこそです。

他にも一個前の習慣としてできることはたくさんあります。
「前日に会社のデスクの上を綺麗に片付けてから帰る」
「プレゼンに必要な資料一式をカバンの中に入れておく」
など翌日の仕事がうまくいくためにできることは色々と思いつくでしょう。

仕事の質とスピードを上げるには
自分にできる一個前の習慣を考え実行することを心がけてください。

貯金の習慣作りについて

それでは次に貯金の習慣作りについて解説していきます。

無駄遣いしてしまいがちなんだが
「貯金をしたい」そんな人は何のためにお金を貯めるのかの意味づけをまず行ってください。
オススメなのが貯金に名前を付けることです。

具体的には普通の貯金、目的貯金、賢者の貯金の3つの口座を作るんです。
普通の貯金は毎月の給与が振り込まれる口座です。
目的貯金は特定の目的のためにお金を貯める口座です。
家族旅行のため車を買うためなど具体的な目標を立てて計画的に貯金します。
そして賢者の貯金は一生を下さないつもりで貯めるお金です。
毎月給与の1割を入れるなどと金額を決めてコツコツと貯めていきます。

このように貯金に名前をつけて意味づけをはっきりさせることが着実に貯金するコツであります。
お金が余ったら貯金しようといった漠然とした考えではお金は貯まりません。

「何の為に」を明確にしてそれを強く意識づけすればお金は着実に溜まっていきます。

それではまとめておきます。
仕事ができる人になりたいならポイントは一個前の習慣を常に意識することである。
前日の夜に明日の予定を確認するという習慣をつけるのがオススメである。

貯金したいなら普通の貯金・目的貯金・賢者の貯金の3つの口座を作ろう。

 

さいごに

それでは本日のハイライトです。
第一項で「なぜ習慣は続かないのか」ということを
第二項で「習慣化のテクニック」を
第三項で「個別テーマごとの習慣の身に付け方」を解説してきました。

さていかがでしたでしょうか。
皆様ぜひ習慣化のテクニックを利用して
良い習慣をできるだけ人生の早い段階で身につけて習慣の恩恵によって
人生を好転させていきましょう。